山形県警酒田署で３０日、嘱託警察犬の委嘱式が行われ、県内で初めてトイプードルの警察犬が誕生した。委嘱されたのは酒田市の内装工事会社社長、柴田淳一さん（６８）のポッキー（雄、５歳）。県警鑑識課によると、トイプードルが警察犬となるのは東北地方でも初めて。県警関係者は「得意の鼻を生かして事件解決の一助となってほしい」と期待している。 嘱託警察犬は、民間人が飼育、訓練した犬で、県警の要請を受けて出動する。嘱託期間は１年。ポッキーは５月に開かれた審査会で、布についたにおいを嗅ぎ分ける「臭気選別」で４問中３問正解する好成績を収めて合格した。ポッキーを訓練しているのは、酒田市の訓練所「モガミリバー犬舎」所長...