中国のコンドームメーカー、広州大明聯合橡膠製品が“世界一薄い”との宣伝文句をめぐり、日本の同業世界大手、オカモトなど4社を相手取って起こした裁判が16日、広東省広州市の越秀区裁判所で始まった。中国新聞網が同日伝えた。
広州大明聯合は昨年、オカモトが中国で販売している製品のパッケージにある「薄さギネス世界一」といった宣伝文句が虚偽に当たり、不当競争を引き起こしているとして、広州市や同省深セン市で提訴。該当製品の販売停止と1元(約19円)の損害賠償などを求めている。「1元」という額には象徴的な意味合いがあるという。
オカモトは2012年1月に0.038ミリのコンドームで「薄さ世界一」とのギネス記録に
認定されている。しかし広州大明聯合は自社がこれを上回る薄さの0.036ミリの製品で
13年12月にギネス世界記録に認定されたことから、オカモトの製品表示は虚偽だと主張している。
裁判ではオカモト側が「“薄さギネス世界一”といった表示は日本のギネス社の許可を得て
使用したもので、大明社が記録を破ったということをわが社が知っていたという証拠を大明社は示していない」と強調。逆に、大明社の製品を調べた結果、0.036ミリというデータは見当たらないため、大明社側の“世界最薄”との主張こそが虚偽だと反論した。
これに対して大明社側は、自社が深センで起こした同様の裁判ではオカモトが13年12月には世界記録を抜かれたことを把握していたとの証拠が出ており、オカモトはこれ以降、宣伝文句の使用停止を約束していたと指摘。オカモトはこの「証拠」について、「内部文書であり、内容に不確実性がある」と訴えた。(編集翻訳 恩田有紀)
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/415466/
中国メーカー製で世界一の薄さ
どっちを手に取るんだ中国人
宣伝って事?